「演劇で学ぼう」表現する⇆受け止める循環をつくる、アートプログラム

活動報告|四條畷学園高校にて、教員研修を実施しました。

|[活動報告・レポート]

四條畷学園高校様にて、2022年10月に、教員のみなさんに向けた研修を実施しました。70名近い先生方にご参加いただきました。

今回の研修は、先生方に「演劇ワークショップ」を体験してもらうと共に、こうしたワークショップ型の授業における「プログラムデザイン」や「ファシリテーション」の技術を身につけてもらうことを目指して実施しました。

体験してもらったワークは、下記の通りです。

  • 【コミュニケーションゲーム】
    • マトリクスペース
    • 歩く&止まるゲーム
    • 拍手回し、目力回し
    • ナイフとフォーク
  • 【演劇創作体験】
    • 演劇創作「イスのある風景」
ナイフとフォーク
ナイフとフォーク
ナイフとフォーク
演劇創作「イスのある風景」

最後の質疑応答の時間では、先生からこんな質問と、講師からの回答がありました。

--いつも授業を拝見していて、声かけの丁寧さが素晴らしいなと感じています。演劇ワークショップ講師の先生方が、生徒たちに声かけをする際、注意していることはありますか?

生徒たちからなかなか言葉が出てこなかったり、逆に教室全体がザワザワとしてしまったりするときにも、生徒たちの「緊張の裏返し」なんだと解釈しています。
「やる気がない」のではなくて「やれない何かがある」。そこから、どんな声かけをするかであるとか、どんな場をつくるか…といったことを考えるようにしています。

「ささやかな表現」に注目しています。今日、先生方の様子を見ていた時も、ちょっとした表現の差異に注目して、「これ、◯◯に見えますね」と声をかけるようにしていました。そういう、ちょっとした差異を「見落とさないように!」と心がけています。

研修終了後には、「自分の授業づくりにおいて、すぐに活かせそうなことが見つかった」という、嬉しいお言葉もいただきました。

四條畷学園高校の先生方、お忙しいなかご参加いただき、ありがとうございました。