応援メッセージ ー安藤花恵 先生よりー
安藤花恵 先生
西南学院大学 人間科学部心理学科
小学校での演劇と聞いてどのようなものを思い浮かべるでしょうか? 児童ひとりひとりが、前の人のセリフの後に、観客の方を向いて、身振りをつけながら、自分のセリフを大きな声で抑揚をつけて言う。それが順番に繰り返される。そんな光景かもしれません。
ですが、本当の演劇はそのようなものではありません。本当の演劇は、コミュニケーションです。 相手の演技(自分や他者に向けられた表情・動き・声や言葉の言い方すべて)を受け止める。そのときに沸き上がった気持ちを大切にして、それが相手に伝わるように表現をする。それをまた相手が受け止める…。このようにして続いていくコミュニケーションです。
しかも、リアルなコミュニケーションとは違って、演劇は守られた場です。相手にひどい言葉を投げつけられても、それは演技ですから、自分が傷つけられることなく、「こんなことをこんな風に言われると傷つくな…」と疑似体験ができます。もちろん、「こんな風にされると嬉しい」という疑似体験もできます。
守られた場で、思い切りコミュニケーションを楽しむ。今の子どもたちに必要なことです。1人でも多くの子どもたちが、そんな体験ができることを願っています。
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